PAST EXHIBITION

Pius Fox

Der Trommler

2019.4.13 (Sat) - 5.19 (Sun)

*4/30(火)〜5/2(木)は臨時休廊とさせて頂きます。ご了承ください。

104GALERIEは、2019年4月13日から5月19日の会期にて、画家ピウス・フォックスの個展「Der Trommler」(太鼓たたき) を開催いたします。

フォックスは1983年にドイツベルリンに生まれ、ベルリンのUdK(University of the Arts)を卒業し、2010年にはフランク・バドゥール(Frank Badur)教授の下で学士号を取得。その後現在世界的に活躍し、ゲルハルト・リヒターに師事していたスイスの画家ピア・フライズ(Pia Fries)教授の下で修士課程を修了しました。現在もベルリンを拠点に活動しつつ、ニューヨーク、ベルリン、ロンドン、パリなど各国の主要都市で個展・グループ展を開催しており、世界的に活躍しています。
この度の個展は、SØR Rusche コレクション、Sander Darmstadt 美術館 、Frac Auvergne 美術館などにもその作品をコレクションされているアーティストであるピウス・フォックスを日本に初めてご紹介する機会となります。

色のブロックと交差する直線による画面構成が限りなく抽象画に近いフォックスの作品ですが、その作品からは時折建築・空間的要素も垣間見え、ペインティングとドローイングの間、抽象と具象の間、形状と文脈の間を絶えず転換しています。自らと格闘するかのようにペンチメントと呼ばれる試行錯誤を繰り返すことで、抽象的印象から始まった作品は何層もの絵具のレイヤーが引っ掻き削られて現れる色とのコントラストと表面の質感により観覧者により深い視覚的効果をもたらします。またフォックスにとって色彩の相互作用は極めて重要であり、フェルメールや、フランチェスカ、ルネサンスの巨匠などからも度々色の引用をし、現在の抽象絵画のスタイルを確立しています。

本展では、グリム童話の” 太鼓たたき” からインスピレーションを受け、部分的に作品に反映させた最新作~近年の作品を中心に約30 点ほどの中小型ペインティング作品を104GALERIE-R にて展覧いたします。12日(金)19:00 からのオープニングレセプションにはドイツベルリンよりアーティスト本人も来日いたします。是非オープニングに合わせてご高覧いただけますと幸いです。

OUTLINE

展示名

Pius Fox「Der Trommler」

会期

2019年4月13日(土) – 5月19日(日)
水曜日,4/30-5/2休廊

オープニングレセプション

2019年4月12日(金) 19:00-21:00

営業時間

12:00-20:00

会場

104GALERIE-R
東京都目黒区大橋1-6-4 GARAGE

Selected Exhibitions

2019

Coral Reef, Pablo’s Birthday Gallery, ニューヨーク/アメリカ

2018

Pius Fox New Paintings, CONRADS, デュッセルドルフ/ドイツ

2018

PaintLounge BERLIN, Kühlhaus, ベルリン/ ドイツ

2017

Monderde, Galerie Martin Mertens, ベルリン/ ドイツ

2017

Alvar, Patrick Heide Contemporary Art, ロンドン/イギリス

2016

A quoi tient la beauté des étreintes, FRAC Auvergne美術館, クレルモン=フェラン/ フランス

2016

Inside a Palm Field, Pablo’s Birthday, ニューヨーク/アメリカ

2016

New Paintings, CONRADS, Duesseldorf, デュッセルドルフ/ドイツ

2015

Slumber – Galerie Martin Mertens, ベルリン/ ドイツ

2015

New Positions – Art Cologne 2015, ケルン/ドイツ

2015

Pius Fox & Diana Sirianni, Patrick Heide Contemporary art, ロンドン/イギリス

Press release