PROFILE
岡田菜美は1991年群馬県生まれ。2016年多摩美術大学大学院修了。
絵を通して時間の概念や記憶を表現しているという岡田は、アクリル絵の具を何層にも重ね、削り出す行為を繰り返し、抽象と具象が融け合った独特の絵画作品を制作しています。自⾝が過去に訪れた場所や目にした風景を幾重にも重ねたキャンバスは、のちに新しい情景へと移り変わります。その積層を纏った作品は見る人に過去の記憶や気配の風景を想起させ、多様な想像や概念の広がりを促します。
主な展覧会にanonymous art project主催 個展「Life」- anonymous bldg. / ZeroBase神宮前(東京 2025年)、個展「The eternal moment」 gallery UG(東京 2024年)、NANJO SELECTION vol.2「いつか見た青い影 / A Whiter Shade of Pale」N&A Art SITE(東京2022年)など。
辻一徹は2001年東京都生まれ。東京藝術大学デザイン科在籍中。
辻は、実生活で起こる偶発性や不完全さに着目し、展示空間や鑑賞者との関係によってその時々に異なる表情を持つ造形を探求してきました。本展では、家具や道具、建築への関心をより具体的なテーマとして掘り下げた新作もご覧いただけます。そのテーマは形而下的でありながら、設計図に忠実な制作ではなく身体感覚や即興性を強く反映させた造形のプロセスを辿ることで、それらの持つ原始の構成要素を見る人の眼前に浮き上がらせます。
主な展覧会に個展「In the pocket」biscuit gallery (東京 2025年)、「Don’t worry」CEKAI O!K STORE&SPACE(東京2024年)、「KUMA experiment 2023-24」クマ財団ギャラリー(東京 2023年)、「コミテコルベールアワード2022」(東京 2022年)など。コミテコルベールアワード2022 優秀作品選出。
箕浦建太郎は1978年静岡県生まれ。現在は東京から山梨県に移住。
箕浦は幼い頃より漫画、アニメ、ゲームをはじめ、映画や音楽、ストリートカルチャーなど様々な文化に触れながら制作を続けてきました。現在箕浦は移住先の山梨での生活の中で、自然や四季に身体を委ねた絵画作品を制作しています。その制作活動の根底に流れるのは、素朴でありながら重厚な、現在まで続く人間の普遍的な営みです。抽象と具象を分けずに往来しながら描く箕浦の自由で枠組みに囚われない表現は、言葉やイメージに縛られない人間の根源的感覚を想起させます。
主な展覧会に個展「つ」Gallery Trax (山梨 2024年)、個展「そ」スタジオ35分(東京 2023年)、個展「せ」parcel(東京 2022年)など。
OUTLINE
グループ展:岡田菜美、辻一徹、箕浦建太郎 | |
| 会期 | 2025年9月6日(土)-10月3日(金) |
| 営業時間 | 11:00-17:00 |
| オープニング・レセプション | 9月6日 17:00-19:00 |
| 休廊日 | 日曜・祝日 |
| 会場 | 104GALERIE |
| お問い合わせ先 | info@104galerie.com |