UPCOMING EXHIBITION

The Thickness of silence

Diego Cirulli

2017.10.07 (Sat) - 2017.12.10 (Sun)

日本初個展となる本展では、深淵に潜む断続的な表象を描いたコレクションとなり、キャンバス作品約25点を中心に、ドローイング作品11点、彫刻作品2点、VRを使用する3Dオーディオビジュアルインスタレーションを発表。

本展に向けて約一年掛け制作した多様な作品群を、二会場で一挙に展覧いたします。

演劇の総合演出、ステージデザイナーとして経験を持つディエゴの、空間演出やイメージの湧出にも注目していただける内容となる予定です。

10月7日(土) 18:00 より、アーティストを囲みオープニングレセプションを行います。

また、会期中には、ディエゴ本人による関連イベントも開催予定です(詳細が決定次第、ギャラリーのウェブサイトにて公開いたします)。


OUTLINE

展示名

ディエゴ・シルリ「The Thickness of silence」

会期

2017年10月07日(土)-2017年12月10日(日)
水曜日・10月16日(月)-10月20日(金) 休廊

オープニングレセプション

2017年10月07日(土) 18:00-21:30
作家来廊

営業時間

12:00-20:00

会場1

104GALERIE
東京都目黒区青葉台3-22-1 目黒ハイツ104
Tel:03-6303-0956

会場2

104GALERIE-R
東京都目黒区大橋1-6-4 GARAGE

協力

BCgallery


STATEMENT

(深淵を覗き込むとき、深淵もまたこちら側を覗き込んでいるのだ。ーフリードリッヒ・ニーチェ)

今や絵画の前では、恐らく一心に黙し、留まるほかないのだ。

動きのなかに、回転のなかに、漂い混ざりゆくなかに留まり続ける。表象は複数の顔を持ち、その顔たちを見定めようとする間もなく次々に姿を変え、やがてかたちすら消え去り、亀裂のなかから、鼓動する場から、弛緩と収縮を繰り返す身体から我々を見返している。

ー顔のない、主体。

世界を理解する術を放棄し、放浪する流れに身をゆだね、あらゆる物質の攪拌と砕け散った言葉と眼窩をなくした目が生み出す吐き気のなかに、虚空の裂け目になる。

あるいは濃密な深淵をひたすら見つめてはいるものの、それを知覚できるのは指先だけだ。

絵画を前にして残された選択肢は、この現象を受容するほかにない。

その絵にひそむ幾つもの顔たちは創造の空間に宿り、顔たちを凝視するその瞳をじっと見返している。

ここに集められた作品は自己概念が自らを破滅に至らしめる行為を、途切れとぎれの葬送曲のように、死の儀式と出生の剥き出しの身体性にいざなう。

そしてそれは我々が自身をある種の事象として認識する場となる。そこではすべてのものが朽ち果て、すべてが新しいのだ。

Diego Cirulli


PROFILE

ディエゴ・シルリ | Diego Cirulli

1981年、アルゼンチン、リオネグロ州、バリローチェ生まれ。現在はブエノスアイレスを拠点に活動。
http://www.diegocirulli.com/